こんにちは、浅草橋の美容室アコール代表の中澤です。
いきなりネガティブな表題をお許しください。
ここ最近、ブリーチを用いたヘアカラーのオーダーが多くなってきたので注意喚起させて頂きます。
理由は2点あり、①『施術時間が読めず、ネット予約での予約管理が難しい』②『お客様のご希望と、当店で出来る事に差がある』です。
先日こっそりと保険をかけて、ネット予約の自己PRにも「※ブリーチなどの特殊カラーには力を入れておりません」と記載しました。
ブリーチの技術は奥が深く、なかなか思い通りにはいきません。
もっと本音を言えば、世のSNSなどで宣伝している方々の言葉を鵜呑みにしないで欲しいです。
SNSに出ている多くは宣伝広告が主なので、基本的には成功しか載せていないのは想像の範疇でしょう。
SNSを活用している大半の美容室は嘘を言っている訳ではありませんが、失敗やリスクなどの説明はほとんどありません。
実はブリーチは、髪質をはじめ過去の施術による髪の状態が影響して、なかなか上手くいかないのが現状(結局は強くて髪が傷むブリーチ剤を使う)で、均一に髪を明るくするのも困難で、キレイに明るくならなければ、そもそもその後に鮮やかな色が入りません。
ですが僕も職人気質なもので「できない」「ならない」は言いたくないです。
限られた時間の中、どうにかご希望に添えられるようにしていきたいのも事実です。
実は①に関しては施術時間に、お互いのゆとりが有れば行っている時もありました。
ただほとんどが後日改めて、となってしまいます。
②に関しては、まず説明に時間がかかり、①にもつながります。
そして今できる事、場合によっては準備すればできる事の確認をしていくので、結局時間がかかり、やっぱり①につながります。
お客様に断らなければならいメニューなんてやるべきではありません。
結果、表題の『当店ではブリーチなどの特殊カラーには力を入れておりません』にたどり着く訳であります。
そんなこんなで、余り関わりたくないと思いつつも勉強している自分がおります。
これは、お店のコンセプトと僕自身を理解して下さっているお客様の為にやった実験でもあります。
どうにか願いを叶えたい。
これも本音であります。
お客様の要望で特に多いグレー系(シルバー)は、日本人の髪質や髪の色素とかけ離れている分、ない物ねだりなのかオーダーも多く、表現の難しいカラーの一つであります。
それを何とかしたい。
これを成しえた時こそ美容師冥利に尽きるというものです。
そんなテスト結果をご覧ください。
↓こんな毛束(人毛)をカラートリートメントで
↓量と時間を計測しつつ揉みこみ
↓できたのがこちらで下から、シルバー単品、ダークシルバー単品、シルバー:アッシュパープル、ダークシルバー:アッシュパープル
やはりシルバーに少しパープルを混ぜた方がグレイに近づきそうな予感。
こんな事をやっている時間が楽しい。
お客様の喜ぶ顔を想像すると楽しい。
これが美容師です。
決して、ヘアカラーに特化した美容室でない事をご理解ください。
ブリーチを用いたヘアカラーに関しては、お断りさせて頂く場合もございますのでご了承下さいませ。
基本、全般的に一生懸命に頑張っております。
◇いつでもカンタンWEB予約はこちらから♪