1. 惜しみなく褒める
褒められたいのは誰だって同じ。特にCEOからのお褒めの言葉は、あなたが想像しているよりももっと意味をなすものだったりする。少しでも上達が見受けられたら惜しみなく褒め、1対1での称賛に抵抗がなくなったら、今度は他の社員がいる前で褒め称えてみよう。
2. マネージャー制度を撤廃する
プロジェクト・マネージャーのいないプロジェクトなんてうまくいくのか?と思うかもしれないが、チーム・メンバー全員が平等に働き、上司や部下という関係ではなく“同僚”として力を合わせることで、プロジェクトがより速く、より良いものになる。
3. 自分のアイデアを社員のアイデアのように扱う
「やれ」と命令されるとやる気がなくなるが、自分発進で「やろう」と思ったことは不思議とモチベーションも上がる。「この方法でやってくれ」と言うのではなく、「この方法って良いアイデアだと思う?」と提案し、あたかも社員が思いついたかのように思わせることが大事。
4. 非難したり誤りを指摘したりしない
責められて嬉しい人はいない。「お前のやり方は間違っている」という言葉はやる気をなくさせる魔法の言葉だ。できるだけ遠まわしにアプローチし、間違いから学び、改善し、修復できるようにさせる。頭ごなしに怒るのではなく、「これが最善の策だったか?なぜそうではなかったのか?どういう風にしたら良かったのか?」などと質問しよう。
5. 全員をリーダーにする
それぞれの良いところを強調し、全員をリーダーにする。すると、回りのお手本になろうとより長所を伸ばし、短所は他のリーダーから学んで改善しようとする。さらに、“リーダー”の名に恥じぬよう社員のモチベーションも上がる。
6. 週に1回はランチに誘う
“決まりごと”にはせず、ふらりと社員のもとに歩み寄ってランチに誘ってみる。これによって社員は、自分の仕事ぶりが認められているのだと再認識することができる。
7. 評価と小さな報酬を与える
他の社員の前で称賛したり、業績に関する小さなコンテストを開き、優秀な結果が全社員の目につくようにしたりと、お金以外の実体的な報酬を与える。ディナーをおごったり、トロフィーやスパの優待券をプレゼントしたり、賞状を与えたりするのも有効だ。
8. 社員とパーティーを開く
会社全体で社員の誕生日パーティーを開催したり、ピクニックに出かけたりと、社員と楽しい時間を過ごす。クリスマスや忘年会、新年会などの行事ごとのみにとらわれず、1年を通して社員全員が参加できるアクティビティを企画すれば、CEOも他
の社員と同じ1つのチームとして働いているということをリマインドさせることができる。
9. 痛みと喜びの両方を共有する
会社の業績が上がったときはお祝いをする。社員の働きに対する感謝を示すのに絶好のチャンスだ。会社のためにがんばってくれた社員に対する感謝を惜しみなく表現しよう。逆に、失望するようなことがあった場合はそれもしっかりと共有するべき。もし高いパフォーマンスを望むのであれば、社員たちも会社の状態を把握している必要がある。常に正直に、率直でいることが大切。