この問題もなんとか答えを出したいと思います!
突然ですが、やる気と相談しない、という話は新米美容師さんに必要な練習と切っても切れない関係ですが、例えばもし今伸び悩んでいるアシスタントさんがいるのだとしたら…
何が原因でしょうか?
やはり前に進んだほうが楽しいはずです、ちょっと普段の練習について今日から項目を分けて振り返ってみましょう。
①練習量
大体のサロンでは練習会というものがあると思いますが、貴方のサロンでは何回あるでしょうか?
練習会の規模にもよると思いますが、お店から決められた全員参加の正式な練習会ともなると週に1~2日くらいにしかないお店も多いと思います。
時間も2時間あるかないか。
私の知ってるアシスタントさん達の練習だと、週に1日1時間半が正式な練習会です。そして、ほぼこの練習会のみになっている人達もいる様です。
スタイリストに見てもらえて効率がいいから、なのか、なんなのか。
では、今の練習量で本当に良いのか
分かりやすい様に書いて見ましょう
週に1日だと月に4~5日、1日に1時間半やったとして、月に6~7時間半の練習時間という事ですね。
…ヤバくないですか?
一日一日で見るより、ヤバさが際立ちませんか?
更に、もしもお店のイベントや新しい技術の講習会などでその練習会が潰れたなら2週間も間が空く事になります。
週に2日で2時間でも月に8~10日で16~20時間
一月平均30.5日ある内のたったの、1日にも満たないんです。
仮に、上記の月に20時間練習に対し、倍の40時間練習していたとしたら。
一週間でも一ヶ月間でも一年間でも数字上では単純に倍にしかなりません。
でもその差は?
一週間ならたったの4時間だけです。
大した事なさそうですね。
まだまだ何とかなりそうですよね。
でも
一ヶ月で20時間
二ヶ月で40時間
…一年で240時間
もちろん、単純に倍です。
それでもこの差です。
そうです。
240時間という差をそう簡単に埋めるのは難しい。
だから、一週間4時間の差の内に手を打つべきです。
一週間の練習時間を倍にするだけで
240時間が手に入ります。
時間を仮定して書いているのでこの限りではありませんが、同期でも技術に差がひらいてしまう単純な理由は、この時間です。
一日や一週間くらいで考えていると、人よりちょっと頑張ってるなぁ…くらいにしか見えませんが、本当はとんでもない差です。
しかも、
実は時間を倍にすると密度が上がり
質も上がります。
倍の差、どころではなくなります。
1年間で480時間練習する場合に比べて、2年間で480時間練習したとしても、同じレベルには到達出来ません。
数字的にではなく、実際の技術的にです。
人は想像以上に物事を忘れます。
これが非常に大変な事なんですね。
自分ではそんなつもりはなくてもです。
ちゃんと教えてもらった事をメモなりしていたとしてもです。
なぜなら技術は理論だけではなく、感覚など上手く言葉では言い表せないものも覚えていく必要があるからです。
だから練習してから間が空いてしまうと、自分ではそんなつもりはないのに、何かしら忘れてしまいます。
そして気づかないまま同じ事の繰り返しをしてしまいます。
グルグル回って、ほとんど成長しません。
だからこそ、やる気と相談などせず
週に倍の4日、出来れば5日、6日と、出来るだけ間を開けず、前の練習で感じたこと、考えた事、習った事などを覚えている内に再度練習するべきです。
ほぼ毎日練習している人だっています。その人は、あまり練習しない人の2倍3倍どころの進み方ではありません。
たった一週間で数時間だけの事で、
こんなに差をつけられてしまうなんて恐ろしいと思いませんか?
逆に、自分が練習する側に回れば、それだけ怖いもの無しという事です。
練習量は、自分自身の努力は、自分を裏切りませんよ。
ですが…
これが経営側に回ると労働基準法と残業代にアタマを悩ませてしまいます!