ブログの記事のテーマとして上げることの多い『コミニケーション』。
独立開業迄の日々を無駄にすること無く、現会社にも迷惑を掛けず、更にプラスにもなる勉強。
それがコミニケーションスキル!
【ノロい上司、ゆとり後輩…めんどうな人を動かすテク】
めんどうくさいんだよなー、この人。そう感じてイライラしても、とくに仕事関係者だと、できるだけスマートに動いてもらうよう、上手く働きかける必要があります。どうすれば、なかなか動いてくれない人を、自分の思惑通りに動かせるのでしょうか。
身の回りのめんどうな人からYESを引き出し、実際に動いてもらう50の作戦を掲載した『戦略的、めんどうな人の動かし方』の著者で、心理カウンセラー・作家の五百田達成(いおたたつなり)さんから、本書の作戦を元にその“ワザ”を教えていただきました。
◆アクションが遅い上司には「現場百万回作戦」
提出した企画書になかなか目を通さなかったり、上に稟議を上げてくれなかったり……何度お願いしても重たい腰をあげようとしない“ノロノロ上司”。どう動かせばいいの?
「『現場百万回作戦』といって、何度でも足を運んで、相手がやってくれるまで頼み続けるのが基本。意外とこれを実践できている人は少ないですが、一番シンプルかつ効力のある戦術です。毎回感情を込めすぎる必要はなく、『おはようございます』の代わりに『あの件お願いしますね』と伝えるのでもいいんです。
ナメられてるな……と感じるときは『お話があります』と、オフィシャルな感じを出すのも効果的。それでもダメなら、話を持っていくタイミングを見直す『夜討ち朝駆け作戦』もおすすめです。相手と話す時間帯や日程を普段とズラしてみては?
ただし、そもそも『相手に自分の話が伝わっていない』ことは往々にしてあります。たとえメールを送って思いを伝えたつもりでも、上司も毎日膨大なメールを処理していますから、丁寧に読まれていないことだってあるでしょう。
いざ上司を急かしに行って『何の件だっけ?』と聞かれたときに、すぐに話を進められるよう資料を持参しておくことが大事。その場で資料に目を通してもらい、決定事項がある場合は決めてもらうのがコツ。忙しい相手の身に立つ姿勢も大事なことです」(五百田さん、以下同)
◆つかみづらい後輩には「君はどうしたい作戦」
微妙に世代が違うせいか、苦手意識のあるゆとり世代のせいか、なんだかつかみづらい後輩。どう動かせばいいの?
「『●●しなさい』と指示するのではなく、『どうしたいの?』『どう思ってるの?』と問いかける『君はどうしたいの作戦』がおすすめです。自分で言い出したことは、人に言われたことよりも実現可能性が高いもの。言質をとったり、相手の自尊心を満たしたりする効果もあります。
さらに、納期に遅れたり、完成度が低いアウトプットを出してきたりするなど、何かしらトラブルが起きたときでも『●●って言ったよね?』と、やんわりと詰め寄ることもできるんです。
NGなのは『●●さんのためを思って言ってるんだよ』のような上から発言。『先輩と私の見ている世界は違うし』などと思われ、敬遠されてしまうだけですから……。
この他にも『君のことをプロだと思っている』と伝える『プロとして作戦』も有効。『それってプロとしてどうなの?』は『社会人としてどうなの?』とも言い換え可能です。
また、虎の威を借る狐のように、後輩が尊敬している人を挙げて『●●さんも言ってるでしょ?』と攻める『フォックス・タイガー作戦』も使えます」