住宅ローンの審査から軒並み融資の返事が来ています。ありがたや、ありがたや。
でも利率1.075%と1.105%との差がいまいちわかりません。
35年の総支払額でいくら変わるのか不動産担当者に教えて頂かないと…。
数字のからくりで僅かな差でも大きく変わるんですよね。
消費税の示し方と一緒です!
だから数字って大好き!
◆3%アップでも60%アップしているのだから恐ろしい
どうしたって人間ですから数字のマジックには翻弄されてしまいます。結果的に同じであっても表記の仕方で心が揺れてしまうのですから、人間の心理というのは興味深く面白いものです。
「50%OFF」と「5割引き」そして「本体価格の5割でお譲り致します」すべて同じです。そして「半額!」と言う表現をされても同じなのですが、何故か心の踊り方が変わってきます。この辺に販売者と消費者の目には見えない心理戦的な駆け引きがあるから非常に面白いわけです。
今回の消費税ですが、5%から8%にアップしています。3%のアップとなると「その程度かぁ」となりますけれども、5%が8%にアップするということは、60%もの上昇を見せているわけです。
「消費税が5%から8%に3%上昇致します」
「消費税率が60%アップします」
同じことなのです。
5%の60%は3%ですから一緒なのですが、「消費税率が60%アップします」では賛成があまり得られなかったのかも知れません。ましてや今後10%になると言われていますが、5%から考えると倍増です。消費税の倍返しです! 「消費税は5%から100%アップして10%」になるのです。このような表現になったのでは、消費税もなかなか増税できないのでしょうけれども、「5%が8%になります。そして8%が2%アップして10%になります」と表現されてしまうと「仕方がないかなぁ」となってしまうから不思議。
消費税は最終的に5%から100%アップとなる予定です。100%アップにはなりますが、消費税は10%になるだけです。
焦点を何処に当てるのかだけで、だいぶ印象が変わってきてしまいます。ライフプランも視点を少しズラしてあなたのオリジナルな考えのもとで組み立てていくと、あなたの夢が実現しやすいのかも知れません。