ヘアケアマスターと言うからには、それらしい記事を記します。この内容は以前、後輩の指導に使用していたものを加筆修正して贈ります!
主な髪へのダメージの原因で、【熱ダメージ】はタンパク変性を起こします。乾燥でもキューティクがはがれやすくなります。
【ケミカルダメージ】は、アルカリ剤や還元剤などの成分により、キューティクルが剥がれ、毛髪内部の間充物質が流出してしまうのが主なダメージです。
【物理的ダメージ】は過度なブラッシング、摩擦やカットなどでダメージの原因になるんです。
【紫外線ダメージ】はキューティクルが損傷を受け、メラニン色素が攻撃されて褪色してしまいます。
このように【どんな刺激がどこに作用されるのか】を理解しないと、せっかくトリートメントをしても十分な効果が発揮できないんです。「すぐ効果がなくなった」とか言われてもせつないですから。
お客様のお手入れ方法を聞き出し、適切なアドバイスをすることも美容室でやるトリートメントの価値なんです。
ダメージは表面や毛先の外部から内部へとおよびます。一方、ケアや補修はまず毛髪内部を整えることが大切なんですね。
こんなお話しをお客様と上手に出来ると、改めてトリートメントの必要性であったり、場合によってはスパの必要性が伝わるのでないでしょうか。
忘れていけないのは毛髪は死滅細胞です。自己回復しません!
傷ませない丁寧な施術も身のプロの美容師の役割りです!