こんにちは!浅草橋の美容室アコール代表の中澤です!
ようやく周囲の方々とも打ち解け合い、近隣の席の方は沖縄、岩手、福岡などからいらしており、ウィークリーマンションやホテルから通われている方も多いようです。
なので、浅草橋にいる自分は恵まれていますね。
それでは今日もテキストの羅列で参ります!
どうぞよろしくお願い致します!
※本日の講習内容のブログでの活用は、担当講師に許可を得たのでアップしますが、3日目までのものは確認が取れるまで控えさせていただきますのでご了承ください。
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◆経営者の視点
- 経営者の視点
・経営意識を持つ。そのために経営者の立場から仕事を考える。
・経営の基本を身につけ、組織行動が重要であることを認識する。
- 何のための経営か
・経営という意味について考える。
・経営をすることは、計画的に目標に向かって組織を動かす。
・自分の事業を持続するためには
①顧客満足度アップ→自己満足ではダメ
②専門家としての努力
③利益を上げる
④常に周りと前を見て進む
- 何のための経営か
・店を経営→客商売であることを意識、技術だけでなく営業活動が必要。
・営業活動①対外部活動②体内部活動
- 利益を追求する
・利益とは
・利益の追求の基本
・利益が出ると投資ができる
・利益が出ないと社会福祉である
・ただし、利益と資金的余裕は異なる
- 経営管理が必要
・仕事の明確化
・効率化
・計画化
やるべき事を明確にし、効率よく長く続け、最終目標は顧客に安心して利用してもらえること
- 何ための経営(指導ポイント)
・経営者の立場を知ることで、職員としての働くポイントを知ることができる。
・将来独立した際に参考になる。
・自分が店を出し、人を雇用した時、どのような配慮を行うか。継続的に給与を払う、働く環境を良くする、働きがいを作ること。
・利益確保の意識を持たせる。無駄をなくす。
- 経営基本
・経営とは(目標の達成と利害関係者の調整して、いかに荒波に乗り越えられるか)
・経営者とは(リーダーであり決断する人、計画立案、資源調達、活用、実行)
・経営者になるには(専門家の活用、目標の設定、達成度評価ができる)
・経営資源(人/物/金。計画性ある行動が必要)
- 経営基本
・生徒は経営者の卵
・生徒の立場で経営を考えるとは「経営を意識すること」である。近親者の経営者をイメージさせる。
①経営者の行動を見ていく
②自分の立場で何を期待されているか考える
③そして何をすべきかを考える
- 経営の基礎(指導ポイント)
・経営者になったつもりで、考えさせる。
・外部の専門家を活用する。(経営者は孤独)
・経営資源(人物金)についてその大切さ、その確保の難しさを考えさせる。
・計画ある行動が大切(経営資源を考えることに通じる)
・事業、資金計画の立て方についてアドバイス
- 経営の難しさ
・難しさを知り、人と資金に注意を払う。
・経営の準備とは考え方で予想外な事が起こる。
①人(その人の力を十分に出させるために、やる気を出させる、トレーニングをする)
②資金(資金の管理、計画性ある収支、お金は血液で常に新しくつくり循環させる)
- 計画を立てる
経営とは、
①考える②決定する③準備する④実行する
計画、
①短期的課題
②長期的課題
- リスク管理でどんなリスクがあるか(指導ポイント)
人手不足、資金不足、災害、犯罪、設備故障、ライバル店出現、体調、教育、事故、ミス、クレーム対応、協力不足、客不足
・防げたリスクがなかったか、準備ができていたかが大切。
ちなみに会計士の仕事は監査。会計経理を保証すること。まずリスクを見るので、そこが税理士とは違うところ。
- 時間の観念を持つ
①時間はお金である
②効率化、お金で時間を買う(人を雇うなど)
③時間の流れが速い。変化についていく。
- コンプライアンス(法令遵守)
・違法でなくても社会に望ましいことをすべき(環境問題、地域貢献、禁煙)
・法律の幅が広がる、理美容関係だけではない(個人情報保護法など)
- 指導ポイント
・廉価店の展開、経済環境悪化による影響、使用器具、使用液などの技術革新、スタッフの定着率、家賃の変化などを理解し、時代の流れにスムーズについていけるようにする。
・美容店は1人で営業を行なっているわけではない。周辺のお店と協力していく必要がある。
・直接かかわらない法律が間接的に縛りをかけてきていることを知る。
- 個人経営
・個人がすべて責任を負う
・個人の能力に影響されやすい
・必要な資産がすべて個人所有
・引き継ぎ問題
・融資の際に信用が低い(経営の安定性が低い)
- 会社経営
・信用度の向上(融資、雇用、出店など)
・事業継承しやすい
・個人と法人の資産の差をつけやすい
・組織としての活動が可能
・一方、膨大な報告書作り、会議、専門家への依存などが出てくる
- 経営の形態(指導ポイント)
・会社組織と個人の差を理解する
・使い勝手の差
・信用度の差
・会社の借入と個人の借入の責任の差
・税金の差
・組織とは、「分業化」し、「助け合う」こと。この組織を①纏め②持続させる、のが経営
◆資金の管理
・資金をいつも念頭置くことの重要性を考える。
・会計を利用して、コストと利益を常に把握することの重要性を学ぶ
ルネッサンスの産業革命のときに簿記ができた。
- お金の役割と管理
・価値の明示
・決済(売上、仕入)などの手段
・資金繰り計画
・将来の予想には過去の実績情報が必要→会計の知識が必要
- 会計の基本
会計とはルール、簿記(帳簿記入)とはルールに従って処理すること
ルールは右と左と正しく記録する
世界共通なので学ぶと便利
・会計の目的は分析のために行う(簿記は手段)
①事業はどうか(前)②どのような工夫がいるか(後)
・毎日の正しい記録(継続性と正確性)
・複式簿記の導入
①複式簿記の内容→右と左と正しく記録する
②複式簿記を導入するメリット→分析して比較できる
③誰が利用しているか→世界共通で大きい会社も小さい会社も全部
- お金の管理(指導ポイント)
・お金の管理は、毎日しなければならない
・会計は、薄い紙を重ねて強い紙板を作るつもりで、正確にかつ丁寧に記帳すること。一つの間違いを後日探し出すのが大変。
・会計については、専門家のいけんを聞く耳を持つこと
・私的な資金と公的な資金に差を持たせること
- 収支とは「お金の動き」
・資金繰りは、将来の一定期間を考える(長期と短期の資金繰り)
・黒字倒産と資金繰り(お金が余れば儲かったこと?)
・資金は血液と同じ
- 損益とは「会計上の損益」
・儲かった、損したこと。純粋な損益。
・収支と損益が違う例は、クレジットカード、借入金の借入と返済、リースと買取
- 収支と損益(指導ポイント)
・2つの差をきちんと理解させる
・資金繰りをするには計画を持たせること
・リースの意思決定は、資金繰りの典型例
・資金が余っているからといって安心しないこと。借入金は必ず返済しなくてはならない。
- 会計(ルール)が目指しているもの
・継続事業の支えとなるツール(管理する道具)
・財務諸表の役割 B/S(バランスシート、貸借対照表)P/L(プロフィットロス、損益計算書)
・比較可能性(分析の道具)
①過去の資料から将来の予想ができる
②他社との比較ができる
- 貸借対照表(一時点の会社等評価、左が資産で右が負債と資本で必ず左右揃う)B/S
・資産(主に財産のこと、将来の事業に利用)
・負債(主に借金のこと)
・資本(原則返済不要資金と税金後の利益)
・流動(1年以内の資産、負債)
・固定(1年を超える資産、負債)
①資本金1000②店の保証金100③材料200④売上600⑤給与150⑥家賃50(店の保証金は経費でなく預け金なので資産と考える、戻ってくるので)
左は現金1100、保証金100
右は資産1000、利益200
- 会計の考え方(指導ポイント)
・会計は毎日の積み重ね。的確な情報がなければ戦えない
・経営者は、会計結果を基に短期的、長期的判断を下す
・勘定科目を知り、その内容を理解する(売掛金、未収金、棚卸資産、固定資産、買掛金、借入金、前渡金、預り金など)
・経営指標(流動比率、売上借入金比率)
- 損益計算書(一期間の業績、)P/L
・会計期間
・利益=売上−コスト(原価+費用)
・利益を増やすには売上とコストを変える
・コストを下げるには分析が必要
・コストの管理が重要
左は仕入200、給与150、家賃50、利益200
左は売上600
- コストの仕組み
・変動費(消耗品や光熱費など)
・固定費(家賃や人件費)
・適正なコストをどのように把握するか→損益分岐点分析→コスト削減につながる
・借方(左は財産が増える)、貸方(右は財産が減る)
- 税金は資金繰りに多大な影響をもたらす
税金の種類
・利益が出ると支払う税金(法人税、住民税)
・一旦預かる税金(消費税、源泉税)
・持っているだけで課税される税金(固定資産税、償却資産税)
- 税金を払うタイミング
・確定して払う
・予定で支払う(予定納税)
・預かって支払う
- 罰金を払わなかったときの罰
・憲法で定められた国民の義務
・罰金(加算税)、利息(延滞税)
・刑事罰
- 税金について(指導ポイント)
・税金を支払うことを前提に資金を残す
・税務署の調査で下記は必ずチェックされる(公私混同、売上除外、架空経費)
・税法は変わりやすいので専門家を利用する
・消費税は預かっているだけで、後で納付がある
- 売値の決定
どのように売値(カット代とか)を決めるか?
①コストから計算
②近隣の競争相手の値段を参考にする
③他の商品などの価格を参考にする
④自分の生活費を考え、売上を導く
売上が低いと経営ができないことが多い→会計の知識が必要(損益分岐点分析など)
- 損益分岐点
・損益分岐点は損益がゼロの点
・損益分岐点=固定費÷(1−(変動費÷売上高))
・変動費と固定費の分け方
・固定費の削減が経営に与える影響は大
・利益=固定費?
- 計算例
①売上200、固定費60、変動費80の分岐点は100
②売上200、固定費40、変動費80の分岐点は66.6
売上150なら①だと、②だと
売上80なら①だと、②だと
- まとめ
・経営管理(職員と一体となり、働く環境、信頼できる仕組み、そして無駄を抑えること)
・経営者の仕事(経営管理であり、経営判断、経営戦略をする)
・経営者の助け(業務分担で管理者を置き、仕事の標準化で同じ会計処理をする(組織と手続き))
・まとめ(経営者は厳格な管理者でなく、皆を励まし目標に導くリーダーであるべき)
☆生徒にはディスカッションさせて考えさせ発表させる。
・自分が経営者だったら
・夢やリーダー論
・自分のしたいお店をイメージし、何を準備するか、人とお金の絡み方
・不足の事態を考える、リスク管理(たくさんあるが、防げたリスクも考える)
・自分が行ってるサロンで満足しているか(お客様目線)
・個人と法人とどちらがいいか