こんにちは。浅草橋の美容室アコール代表の中澤です。
ようやく念願のヘナを学んで参りました。
カラー剤のアレルギーで悩まされていたスタッフを雇用して以来、アレルギーについて学び、ノンジアミンカラー、ペインター、と自分自身の髪と頭皮で実験を繰り返して、メニューを増やして参りましたが、いずれはと思っていたヘナをやっと体験する機会ができ、深く勉強して来た次第でございます。
そもそもキレイなヘアスタイルは【健康な髪や頭皮が前提】と思っている割には、特に何もしてこなかった我がサロン。
なるべく髪や頭皮に良いもの、負担の少ないものを選んできましたが、良くなると言える物はまだまだ模索中で、今回学んだヘナに一縷の望みをかけたいと願っております。
◆ヘナとは
植物を使った染料で、ヘナの色素成分で髪が染まります。
主にインドなどの熱帯地方に多く自生する、ミソハギ科シコウカ(指甲花)という植物を粉末にしたもので、昔から儀式などで髪・爪・手足に彩色するための染料として使われており、クレオパトラがヘナを使って爪を染めた、という逸話もあります。
インドの女性が額につける赤い印(ビンディ)にも、ヘナが使われているそうです。また、アーユルヴェーダ(=インド伝承医学)では、“薬草”としての長い歴史もあり、治療で使用されたりもしています。
◆ヘナで髪や白髪は染まるのか
結論から申し上げると、染まりますが、ヘナだけでは【オレンジ色になる】ので、ヘナ以外の力が必要です。
しかもヘナだけではリスクもあり、【時間がかかる】【色のコントロールが難しい】の2点があります。
なのでヘナ以外での天然成分やハーブ、藍色である【インディゴ】を使い調合していくのですが、調合する事により薬草であるヘナの含有量(ヘナの良さ)が減ります。インディゴなどの天然染料には髪や頭皮に良い成分はほとんど入っておりません。
なので【しっかりキレイに染まる】や【時間がかからない】と言っていたら、天然成分だけでなく、化学薬品が含まれている可能性が高いです。
◆ヘナを活用して、お客様にどんな価値を提供できるか
①髪や頭皮に完全に良いものを提供➡︎ヘナと天然ハーブのみを使用する
②髪や頭皮にも良く、白髪を染めたい➡︎インディゴ(藍色)やウコン(黄色)を混ぜて使用する
③通常のカラー剤より刺激が少なく、白髪をしっかり染める➡︎化学薬品が入っているヘナを使用する
さて、どうしましょうか。
ヘナだけでしっかり白髪が染まると思われている方もいらっしゃる事でしょう。
確かに手間と時間をかければ染まらないこともないのですが。
どうにかコンセプト通りの『真の美しさは健康から』に繋がる、落とし所を考えて参ります。
期待はあまりなさらずに笑
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