記事を見つけ、新年一発目元旦の朝礼で実践しました!
思いのほか効果があり、スタッフ間の距離が縮まってチーム力が上がりました!
良いところを見つけ褒め合う。
普段言えない事も言える。
とても大切な事だと思います!
コピペですみません!
◆アイスホッケー女子メンタルの鍛え方
「ちょっと、距離があるかな…」。アイスホッケー女子日本代表の山家正尚メンタルコーチは、就任した昨年11月、初めて選手と顔を合わせて直感した。個別面談で快活だった彼女たちは、同じ年代、同じチームで固まる傾向が色濃かった。
就任前、当時の坂井寿如強化本部長から、こう懇願されていた。「力はある。五輪出場に足りないのは気持ちだけだ。力を貸してくれ」。チーム競技に不可欠な一体感、腹を割って話せる信頼関係をどう築くか-。難題と向き合った。
1カ月後、北海道苫小牧市内で行った合宿では、選手2人が向き合い、1分間で相手に好きな点を伝え合う時間を全員と持たせた。「感激で泣き出す選手も多くて、雰囲気がグッと変わりましたね。チームにとって一番の転換点でした」
選手は「あなたのここを尊敬します」「あなたはこの能力が高い」などと具体的に言葉を交わした。「『そう思ってくれていたんだ』と発見や感激があり、互いの理解を深めてくれた」。わずか30分足らずで遠慮や気づかいの壁は消えていった。
互いの考え方や価値観の共有も進めた。4、5人一組ごとに5分間異なるテーマについて話し合う。意見を集約すると1人が残り、他の選手は違う組へ動く。繰り返すと全員がすべてのテーマで話し合い、発言することができる仕組みだ。
不測の事態に備える準備も整えた。インターネットを利用し、各選手に「ベンチに生きたタコが投げ込まれた」「試合前の練習中に防具が盗まれた」などの状況を提示し対処法を考えさせた。「一度考えておけば、人間は動揺しませんから」と狙いを説明する。
互いを信頼する集団に変身し、2月の最終予選で見事にソチへの切符をつかんだ。最終予選初戦のノルウェー戦で3点差から逆転勝ちし、波に乗った。「窮地から自分たちで立て直してみせた。強くなったなと思いました」と振り返る。
ソチ本番まで2度の国内合宿がある。この時間で、最後の“仕事”を仕上げるつもりだ。「(2強の)米国、カナダに勝つぐらいの気持ちにしたい。僕の予想を選手はいつも上回ってきた。大丈夫でしょう」と笑った。
【プロフィル】山家正尚(やまや・まさなお) 1966年10月、北海道出身。47歳。企業に在職中の2002年からコーチ理論を学び、04年に独立。小学4年でアイスホッケーを始め、苫小牧南高でインターハイ4強。プロ野球・西武の菊池雄星や引退したプロゴルファー・古閑美保らも指導した。