他の美容室との差別化。
接客やサービスや技術の差別化。
ってよく言われるけど 何のため??
お客様に喜んで頂くため、他のサロンにない 喜びを感じていただくため、ですかね⁈
何でもかんでも差別化っていうのは どうかと思いますけど考えるということは大切だと思ってます。
美容業界に必要なのは『深化』だと思ってます。
進化ではなく、深化。
進むことも大切だけど、深めることはもっと大切だと思ってます。
話がそれましたが、差別化。ってお客様だけに与える影響ではないと思います。 働くスタッフ、求人に関しても 大きな影響を与えるので…。
でも、その差別化のやり方を勘違いしている美容室が多いような…。
例えば、
他のサロンより 休み多いです。
練習時間短いです。
練習日決まってます。
上下関係 厳しくないです。
とか
この差別化が間違いとは 言いません。こういう風に差別化したほうが 求人しやすい 時代なんでしょうが。
この差別化の求人にひかれて、集まったスタッフどうですか? モチベーション高いですか?
可能性はゼロじゃないけど低いと思ってしまいます。
ただでさえ、他の職業より休みは少なく、収入もすくなく、拘束時間は長い仕事です。
きっと 就職するまえに思っているより 辛い現実の美容室が多いでしょう。
モチベーションを高く 保てる理由は 先ほどあげた 差別化には 無理でしょう。
まぁ、給料が30万あれば別でしょうがね。
モチベーションの高い 差別化は他のサロンでは 学べないカットが修得できます。
他のサロンよりも 毛髪科学に特化しています。
他のサロンでは できないトリートメントが学べます。
他のサロンよりも 必ずレベルの高い仕事ができます。
とか。
サービスとか接客に特化した差別化も別に良いと思うけど、自分の中では 美容師である以上技術的な差別化を武器にしてほしいから。
サービスや接客ももちろん大切ですよ。
まぁ、なんにしろ
他では学べないことが学べる、他よりも成長できるという魅力で集まるスタッフのほうが モチベーションは高いでしょうね。
あとはそのモチベーションで集まったスタッフを裏切らない お店側の行動ですね。
言うだけのことはある。納得のできる力がサロンにあれば スタッフは辞めないでしょうし、辞めるスタッフがいても、そういうサロンは また 新しいモチベーションの高いスタッフが集まります。
モチベーションの高い美容学生や美容師は沢山いると思う。
ただそれにこたえられない美容室が多い。
モチベーションを潰す先輩美容師が多い。
素晴らしい先輩美容師方も沢山います。
自分も後輩美容師のモチベーションを高く保つことのできる
先輩美容師 であり続けたい。
新卒の子達の理想と現実のギャップは、仕事の辛さや大変さも 勿論あると思うけど
美容業界のてきとうなところ
働く美容室の魅力のなさ
可能性のなさ
もあるでしょうね。