【ジャンクフードが与える影響】
ジャンク・フードって何故魅力的?
ジャンク・フードって、魅力的ですよね。いつもおいしそうに輝いています。実は、ジャンク・フードは上手に、あるいは巧妙に人間の本能を刺激するように作られているのです。
ジャンク・フードを求めるのは人間の本能!
今でも「飽食」なのはこの地球上でほんの一部ですが、人類は長い間「飢え」と戦ってきました。ですから、基本的に「食べたい」と思うように体の仕組みができあがっているのです。
特に生物にとって、「甘み」とは糖質を示す貴重なエネルギー源であり、「脂質」はエネルギーと体の材料となり、「塩分」は体にとって本当に必要なミネラルです。もしこれらが不足すると、致死的な状況になる、という必要不可欠の物です。
そして、長い人類の歴史の間、こうした食べ物は簡単に手に入りませんでした。逆に言えばこうした必要不可欠の物を鋭く見分け、手に入れたいと熱望し、実際に手に入れた人類の子孫のみが生き残っているとも考えられます。
となると、今に生きる我々が「甘み」「油脂」「塩分」を見ると熱望してしまうのは当然のことではありませんか!
”味”が食欲を刺激する
ジャンク・フードが魅力的なのは、その”味”が食欲を刺激する、ということもあげられます。様々な味の中で、「甘み」「油脂」「塩分」「うま味」といった成分は食欲を強く刺激することが判っています。
ポテトチップスなら袋食いしちゃうけど、ただ単にゆでただけの味を付けていないジャガイモを大量に食べられる人はまずいないでしょう。
ところで、味によって食欲が止まらないのはヒトだけでなくサルでも同じです。サルにジャガイモをそのまま与えると、ある程度食べたら食べるのを止めます。でも、塩味をつけてやるといつまでも食べ続けるのです。つまり、味付けというのは食欲を抑えにくくするわけです。
このように「意志の力」など、はるか超越したところで、ジャンク・フードは微笑んでくるのです。裏を返せば「意志の力」を利用する食事療法が上手くいかないわけでもあります。
ジャンク・フードを抑えよう!
「ジャンク・フードは体に悪い」そんなこと、わかっちゃいるけど止められない、と言う方は
・「何がジャンク・フードなのか」という正しい知識がなく
・どのように体に影響があるのか
・どのように体を蝕んでいくのか
というようなことを、絵を描くようには想像することはできないのではありませんか?
これが全て理解でき、絵を描くように想像できれば、「意志の力」に頼って我慢しながら食べ物を変えるのではなく、自然にヒトの遺伝子(DNA)に沿った食事に変えていくことができ、メタボやガンやうつや花粉症などの「現代的な病気」をかなりの確率で避けられ、いついつまでも元気ハツラツとした若さを手に入れることが出来るでしょう。