数年前に書いた記事です。
懐かしいなぁ~
◆はじまり◆
特に旬な話でもないが半年程前にインドに行ってきました。旅の目的は『インド人にインド人として認めてもらうこと』。
そこでどうやったらインド人に認めてらえるかを本気で考えた。
1.旅行者らしくない格好をする
2.流暢なヒンドゥー語を話す
3.食事は手で食べる
4.肌を真っ黒に焼く
以上が以前『タイ人にタイ人として認めてもらう』ことに失敗し、そこから導き出した結論。
まずは旅行者らしくない格好。これは簡単、茶色いビーチサンダルに白いタンクトップ。油染み付きの買った当初はベージュだったハーフパンツ。後は白い半袖のシャツでも羽織れば十分なのだが、あいにく持ち合わせてない。なので白シャツは現地調達することに。
問題は成田空港までどうするか。半年前とは、3月上旬。暦の上では春でも都内はまだまだ寒さの厳しい季節。そしてフライト時間はAM9:00。我が家をAM4:30に出発することを考えると想像するだけでも凍傷になってしまいそうで、早々に気持ちが萎えていくのが自分でもよくわかる。しかしインドは乾季で酷暑。何よりインド人にインド人として認めてもらうのに他に方法がないと思い込んでいるボクは、その防寒対策ゼロの格好で出発するしか道は残されていなかった・・・。
軽装と共に大切なのは、荷物である。できれば手ぶら。 理想は手ぶらなのだが海外経験が浅く、心配性で英語が話せないボクは考えに考え次の四点まで荷物を絞り込んだ。
【指差しヒンドゥー語・英語辞典】【インドの間違った歩き方】この二つは書籍である。未知なるインド、勉強不足のボク。暗記するつもりで買った2冊だが結局間に合わず、はずす訳にはいかない。
後は海外には必要不可欠の【パスポート】もちろんビザは取得済み。
最後に【蚊取り線香】。半分シャレのつもりで増やした荷物だが後にこいつが大活躍するのである。
細かい話をすれば煙草や財布、カギなどもあるのだがポケットにしまえるものは、カウントせず、以上が厳選された四点である。着替えやトイレタリー、生理用品、時計に携帯電話などは一切持たず、選んだバックは通勤用よりはるかに小さい物。
こうして3月某日未明、気温マイナス2℃。ビーサン、タックトップ、ハーフパンツ姿で、美容師としてなんら関係も収穫の期待もない未知なるインドへ旅だったのであった・・・。
◆つづく◆
iPhoneからの投稿
2012
07Dec