■リンゴと200円の話し
褒められたい。認められたい。
あなたは、他人からの評価を気にしながら生きていませんか?
自分の言動が、人からどう思われているのか気になったり、自分の存在が、人の目にどう映っているのか気になったり…
なぜ、そんなことが気になるのでしょう。
こんな話があります。
「ここに、200円のリンゴがあります。
200円とリンゴ、どちらが偉いでしょうか。また、なぜ偉いのでしょうか。」
いかがでしょう。
あなたは、どう思いますか?
この話の答えは、「リンゴ」です。
なぜなら、世界中すべての人が、200円には価値がない、といえば、200円の価値はなくなります。
でも、リンゴは価値がない、といわれても、リンゴが違うものになることはないので、価値はそのままです。
すなわち、人がどう言おうと、存在価値のあるものが素晴らしい、というお話です。
私たち人間も、そういう存在です。
なのに、「200円」として生きている人が多いようです。
人からの評価がもらえないと、自分はダメな人間だと思ってしまう人です。
あなたは、「200円」として生きていますか?
それとも、「リンゴ」として生きていますか?
仕事社会において、外部からの評価が大切なときもあります。
人との信頼関係を築く上で、相手への気遣いや思いやりは大切です。
でもそれと、相手に好かれよう、認められよう、というのとは違います。
他人の評価と、あなた自身の存在価値とは、まったく関係のないことです。
多くの人が、一歩外に出れば、役者になります。
自分のことを認めてほしいから、その人の気に入る人物を演じてみたり、本当はこうしたいのに、嫌われたくないから、その人が望むようなことをしてみたり。
そんな生き方は、自分の人生を歩いていません。
気に入られようとしている、その人の人生を歩いています。
人によって、 対象となる “その人” は様々です。
友人だったり、恋人だったり、妻もしくは夫だったり、親だったり。
何者にもなる必要はありません。あなたは、あなたなんです。
人からどう思われたっていい、と開き直ってみませんか?
あなたの人生は、100%、あなたのものです。
これからは、ぜひ「リンゴ」として生きてみて下さい。