ネタや題材は、旬であり実体験があった方が良さそうですね。
ブログも日常会話も…。
明日は注文していたチェーンが届いたので自転車修理が午前中、夕方から保険会社さんとの打ち合わせ。
昼間の時間はだまし絵展に行くか、買い物に行くか模索中です!
最近はトレーニングばっかりだったので!
つまらない男っ!なんて言わせないっ!
【聞き手を話に引き込む「フリ」と「オチ」の使いこなし方】
元放送作家である著者が、話に「オチ」をつけられるようになるためのパターンを紹介しているのが『話に「オチ」をつける技術―伝わり方が劇的に変わる6つの話術』(山田周平著、こう書房)。元放送作家で「オチ」とくれば、「笑いをとる」ことを勧めているのではないかと思いたくもなりますが、決してそうではありません。
ビジネス・恋愛・生活、どんな場面でも、まとまりのある「オチのある会話」をする能力は必要不可欠なものです。これがあるかないかで、相手に与えるあなたの印象は大きく変わってきてしまいます。
つまり、聞き手に「つまらない」と感じさせず、まとまりのある話をすることが大切だということ。著者は、「できる人の話には『オチ』がある」と主張しています。きょうは基本的な考え方がまとめられた序章「『オチ』のある話って何? 『話術』で人生は大きく変わる!」に焦点を当ててみたいと思います。
◆「笑える話」でなくても大丈夫
先に触れたとおり、ここで著者の言う「オチ」とは必ずしも「笑い」ではなく、起承転結の「結」の部分。最後にしっかり「結」のある話こそが、「オチのある話」だというわけです。つまり「オチ」は「笑い」だけに限らず、「感動」でも「驚き」でも「悲しみ」でも、あるいは「普通のできごと」でもOK。重要なのは、ちゃんと話に「結」の部分があることだといいます。例を挙げましょう。
A:昨日、駅前で先生を見かけたんだ。
B:昨日、駅前で先生を見かけたんだけど、私服がものすごく派手だったんだよね。
Aだと「結」の部分がないので、聞き手は「それで?」「だから?」と感じてしまう可能性があります。しかしBには「私服がものすごく派手だった」という「結」の部分がしっかりあるので、「オチのある話」になっている。「それで?」「だから?」と聞き手が感じてしまう話ではなく、むしろ「どんな服だったの?」と質問したくなる。そこから話が広がっていくような流れになっているわけです。すると、聞き手にとって「つまらない話」ではなくなる。
「つまらない話」とは「結」の部分=「オチ」がない話ですが、このように「オチが」存在している話であれば、それが「爆笑」や「衝撃」を生むような話ではなかったとしても「つまらない話」ではなくなる可能性が高いということです。
◆「ギャップ」が聞き手の心を揺さぶる
そして、「オチ」と同じくらい大事なものが「フリ」。「フリ」とは状況説明や設定紹介のことで、いわば「オチ」に進むまでの下地づくりの部分。最後の「オチ」をより効果的なものにするためには、「フリ」をしっかり組み立てることが最重要事項だと著者は記しています。
その理由は、「フリ」から「オチ」へのギャップや落差が聞き手の心を揺さぶるから。心が揺さぶられれば、聞き手は「おもしろみ」「感動」「驚き」を感じてくれる。そしてそれこそが、「おもしろい話」「聞き応えのある話」だと聞き手が思う瞬間だといいます。
「フリ」とは「起承転結」の「起承転」の部分なので、この段階で、聞き手にある程度「結」の部分を予想させることが大切。その結果、予想を裏切るような「結」が出てくれば、「フリ」から「オチ」へのギャップが生まれるというわけです。
◆「フリ」を話すときの3つの注意点
「フリ」をつくるにあたっては、大きな3つの注意点があるといいます。
1.「オチ」をしっかり予想させる
2.「オチ」がバレる「フリ」にならない
3.長すぎる「フリ」にしない
まずは1.ですが、「フリ」で「オチ」を予想させ、その予想を裏切ることで、ギャップや落差を生じさせる。そのためには「フリ」の段階で、聞き手がある程度は「オチ」の予想図が描けるような話になっていなければいけないということ。だから状況や設定などをしっかり伝え、最後の予想図をうまくイメージさせる。予想がはっきりイメージできればできるほど、「フリ」から「オチ」へのギャップも大きくなってくれるというわけです。
ただし「フリ」をしっかりと伝えすぎて、「オチ」がばれてしまうと最悪の結果に。「オチ」が予想どおりで、「だと思った」で終わってしまったら、ギャップも落差も裏切りもなくなってしまう。だからこそ、2.のようにバランスが重要だということです。
3.は「つまらない話」だと思われてしまう、いちばん多いパターンだとか。ダラダラと長い話をしたのに「オチ」がなかったり、たいした「オチ」でもなかったりするというケースです。
「フリ」が長ければ長いほど、最後の「オチ」への期待度が大きくなるので、つまりは自分で「オチ」へのハードルをどんどん上げてしまうことになる。そしてそのハードルを越えられないと、結果的には「話がつまらない人」という烙印を押されることになってしまう。「オチ」を生かすも殺すも、すべては「フリ」にかかっているというわけです。