↑※アイキャッチ画像は本日授業で書いたものです(山・家・花・ヘビを入れた絵を自由に書いてくださいというテーマでした)
こんにちは!浅草橋の美容室アコール代表の中澤です!
本日が講習の初日でしたが、目から鱗の1日でした。
これは本日学んだ事をアウトプットして、脳に刻み込む作業で、最終日にある試験用の記録でもあります。きっと面白くないと思いますが綴ります。
予約に支障をきたして申し訳ありません。
成長して戻って参りますので、どうぞよろしくお願い致します!
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◆教育理論と生徒指導
- 教育とは何か?教師とは何か?
・良い教師は、知識や学歴がある事ではない。
・空気づくり、雰囲気づくり。
・今回の講習でも、良いところはマネをして、つまらないところは工夫してください。
・小学校1年生の算数の授業で最初にやる事は、
Q「1(いち)とは何ですか?」A「物を数える最初の数」説明するのは難しいという話。
・教える事と教えない事がある。
・やらせる、考えさせる為には突き放すことも大切。
・本講義上の定義「教育とは①人間が他の人間に対して、②その生きる力を増し強める自己学習の援助を、③意識的に行う行為、である。」
①人間相手で動物相手や植物相手でないので、調教でも栽培でもない。調教は与える相手がいないと成り立たなく、栽培は環境を整えれば育つわけではない。
②生きる力とは、自分で決めていく力、道を選ぶ力。自己学習の援助とはいく方向を支える。縁の下の力持ち。
・教師の役割(教育の神、大村はまさんの言葉)「寄り添い、能力を見いだし、伸ばす」
・(井上ひさしさんの言葉)「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」
・それでも自分の知識、技術を伝えるのは難しい
- 伝える技術の基礎理論
・誰もが興味関心を持ち、誰もが理解できる授業の実施。
・価値観が違うのでこれが難しい。教師の永遠のテーマ。
・「満足できた授業は一度もない」と言うのは大村はまさんの言葉。
・ノンバーバルコミュニケーション(言葉を使わない)とバーバルコミュニケーション(言葉を使う)
・ノンバーバルはアイコンタクトとスキンシップ。
・アイコンタクトは相手を自分に向かせる。3秒ルールで自分に注意を引かせる。遠くても効果がある。
・スキンシップはプライベートスペースを利用して、注意を即したり、緊張感を与えたり、集中を切らさない工夫もできる。人は動くものに目が行くのでジェスチャーも大切。
・バーバルは、「言葉は忘れやすい」「制約が多い」事を理解しておく。
・覚えている事を褒める。忘れる事は当たり前。忘れる伝え方をしていたと反省し、例え話や自分の体験談など工夫をして別の説明をする。それが教師の力量。
・人間関係によって大きな制約がある。生徒は先生に間違った事を言えない、言いたくない。YES、NOで答えられる質問から始めたり、答えられない質問をしない。
・これからの教育はカウンセリングマインドが必要。
・共感的な関係を作り、信頼される相談相手になる。
・相手の話をじっくり聞く(アクティブリスニング)、相手と同じ目の高さで考える(レベルも合わす)、相手への深い関心を持つ(教師の敵は時間)、相手を信頼して自己実現を助ける(決して見捨てない)。
・生徒のやる気が起きる時は、①教材が楽しい時②教師や親が認めた時③
・できる自分を見つけたとき→自己達成感自己肯定感→新たな学習動機→主体性、他者と関わる原動力となる。
・プロとアマチュアの差は自分の限界を知っているかいないかの違いである。(心が育っていない生徒の指導は時間が必要)
・絵画投影法を使って生徒の心理を知る。木、山、人
↓「木、山、人を入れて何でもいいから書いて」と突然言われるとこんなもんです…
- まとめ
①教育=人として生きる力を増し強める
②コミュニケーションの特色を理解し、生徒とせっする。
③自分の思いだけでなく、生徒の立場に立って授業を組み立てる。しかし、その獲得には知識と経験が大切であり、不断の努力が大切である。
◆教えるための技術
- 授業で教えるということ
・小学生で5645時間、中学生で3045時間、義務教育で8690時間、高校を入れると約12000時間の授業がある。
・印象に残ってる授業とは何か?自分の思い出とは?良い思い出?悪い思い出?
・印象に残ってる授業が記憶に残る。
・印象に残すには活動に工夫が必要。
・授業の12000時間を無駄にしない。
・自分が最善と思った授業でも、他の学習者に最善とは限らない。先生と生徒の印象にズレがある。
- 教えるとは何か
・伝達(教師の知識を学習者に伝える行為)
・学習者の変容の促進(学習者の想起を呼び起こす行為)
・五段階授業から三段階授業へ
予備→提示→比較→総括→応用から導入→展開→まとめへ
- 授業をデザインする
・その教材で何を追求するのか?その主題は何の学びの発展性をもたらすのか?
・オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン
オープンクエスチョンは5+8って本当に13?と答えを言わず考えさせる。
クローズドクエスチョンは5+8は?と答えを絞らせる。
問いの使い分けで生徒に学ばせ、気付かせる。
- 学習者個人の学習の心理学から
・短期記憶を長期記憶に移して行くのが学習。人はすぐに多くを覚えられないが、印象に残す事により、忘れにくくする。
・最初の数時間は忘れ方が激しく、その後次第に緩やかになる。忘却曲線。
・覚える工夫
リハーサル(反復練習)、チャンキング(項目、まとまり、電話番号)、有意味化(ゴロ合わせ)、エピソード化(教室の様子や雰囲気)、構造化(グループ分け、カテゴリー分け)
・知識を持っている事で物事を理解する。知識を他者と共有することでコミュニケーションする。
- 学習方略(勉強法)
・リハーサル方略(反復練習)、体制化方略(鳥の目)、精緻化方略(ありの目)、リソース管理方略(図書館、ネット)
- 教室での学習を反映する対話から
・日常会話で質問し答えてもらうと感謝、教室での会話で質問し答えてもらうと評価。
・教室では間違ってはいけない空気。
・日常会話は知らない人が知ってる人に聞き、教室では知ってる人が知らない人に聞く。
・質問に対する応答が評価される。
・教師が主導権を握る。
・授業が円滑に進めば、特定の学習者がついて来られなくなる。特定の学習者に合わせると授業が進まない。
- グループ学習
・集団学習(生活班、責任感や人間関係の構築)、協力学習(評価対象はグループの成果、競争より協力)、協働/協同/共同/協調学習(学習主体は個人、他者との対話を通じて1人では到達できないレベルへ)